台湾防衛の「最後の盾」:M1A2Tエイブラムス導入

30年ぶりとなる主力戦車の更新
 台湾陸軍が、実に30年ぶりとなる主力戦車の更新を完了させようとしています。導入されたのは、アメリカが誇る「地上最強」の戦車、M1A2T(Tは台湾向け輸出の意)エイブラムス。戦闘重量が63トンから65トンに達するこの巨大な鋼鉄の塊が、今なぜこの島国に、このタイミングで必要なのか。
 台湾(中華民国)陸軍によるM1A2Tエイブラムス主力戦車の導入は、東アジア、とりわけ台湾海峡における軍事バランスの再編を象徴する重要な出来事といえます。長年にわたり、台湾の地上軍は1960年代から70年代の技術に基づくM60A3「パットン」や、M48の車体にM60の射撃管制システムを組み合わせた国産のCM11「勇虎」戦車に依拠してきました。

台湾に到着したM1A2Tエイブラムス(台湾国防部)

これらの老朽化したプラットフォームは、中国人民解放軍(PLA)が配備を進める96式や99A式といった第3世代、あるいは第3.5世代の主力戦車に対して圧倒的な劣勢を強いられているとされてきました。2019年7月、米国政府が総額約22億ドルに上る108両のM1A2戦車の売却を承認したことは、台湾の地上防衛能力を数世代分一気に飛躍させる「ハード・デタレンス(硬い抑止力)」の構築を意味します。

1. 台湾仕様M1A2Tの米本国仕様との相違点

M1A2Tは、米陸軍が運用する最新鋭の「M1A2 SEPv3 (System Enhancement Package version 3)」をベースに、台湾の法的・環境的・戦略的要件に合わせてカスタマイズされたものです3。名称の「T」は台湾(Taiwan)を指します。

1.1 装甲防御力に相違:劣化ウランの排除と代替素材の評価
 米本国仕様のM1A2 SEPv3とM1A2Tの最大の技術的な相違点は、装甲の材質構成にあります。米国は、軍事機密の保持および環境・健康規制への配慮から、劣化ウラン(DU)を用いた複合装甲を輸出しない方針です3。米本国仕様(SEPv3)では、第3世代の劣化ウラン装甲および次世代進化型装甲(NEA)を採用し、物理的な厚さを超える圧倒的な防御力を有しています 7。これに対し、台湾向けのM1A2Tは「FMS(対外有償軍事援助)用輸出複合装甲」を採用されました 1。この変更により防御力が大幅に低下するとの懸念が一部で示されていますが、近年の材料工学の進歩により、タングステンや特殊セラミックを用いた最新の輸出用装甲は、劣化ウラン仕様に極めて近い防御レベルを保っています 9。専門家の分析によれば、M1A2Tの正面装甲の貫通耐性はRHA(均質圧延鋼板)換算で約850mmに達すると推定され、これはPLAの現有主力戦車が放つ徹甲弾に対して十分な生存性を有すると考えられます9

1.2 火力システムと供給弾薬の有効性
 火力面において、M1A2Tは米本国仕様と同等のM256 120mm 44口径滑腔砲を装備しています 1。この砲は、世界で最も実戦証明された戦車砲の一つであり、PLAの第3世代戦車に対して圧倒的な優位性を保持しています。しかし、供給される弾薬の種類には米本国仕様との戦略的な差異が見られる。台湾が購入した主要な徹甲弾は「KE-W A1」タングステン合金製翼安定分離装弾筒付徹甲弾(APFSDS-T)であり、計7,862発が供給されました 1。これは米軍が自国で使用する最新のM829A4(劣化ウラン弾)ではないものの、輸出用弾薬としては最高水準の貫通力を誇る。また、対ヘリコプター攻撃も可能なM830A1 HEAT-MP-Tや、散弾のように機能して歩兵や軽車両を制圧するM1028キャニスター弾など、多様な脅威に対応する弾薬パッケージを運用します 1。注目されるのが、M1A2Tが最新の「弾薬データリンク」を搭載している点であり、将来的にプログラマブル弾薬を運用する能力を保持します 3

1.3 電子装備とネットワーク中心戦能力
 M1A2Tは、SEPv3の最大の特徴である高度なデジタル・アーキテクチャをほぼそのまま継承しています 3
 車長用の独立熱線映像装置(CITV)を装備することで、砲手が目標を攻撃している間に車長が次の目標を索敵・指定する「ハンター・キラー」能力を有しています4。また、低背型の共通遠隔操作兵器ステーション(CROWS-LP)の搭載により、車内から安全に12.7mm重機関銃を操作することが可能です1。さらに、第2世代FLIR(前方監視赤外線)装置を砲手・車長ともに備え、全天候・昼夜を問わない索敵精度は、PLAの主力戦車(ZTZ-99A)のセンサー能力を上回ると評価されています4。 
1.4 主要主力戦車の技術的スペック比較

項目M1A2T (台湾仕様)M1A2 SEPv3 (米本国仕様)ZTZ-99A (PLA主力)
主砲120mm M256 L/44120mm M256 L/44125mm 滑腔砲
主要徹甲弾KE-W A1 (タングステン)M829A4 (劣化ウラン)DTC10-125
装甲輸出用複合装甲劣化ウラン/NEA複合複合装甲 + ERA
重量 (mt)約63〜65 473.6 14約55〜58
エンジン1,500hp ガスタービン1,500hp ガスタービン1,500hp ディーゼル
目標追跡ハンター・キラー対応ハンター・キラー対応ハンター・キラー対応
APS準備済み (初期未搭載)Trophy搭載レーザー対抗装置

この比較から明らかなように、M1A2Tは米本国仕様の機密性の高い装甲を除けば、射撃管制装置(FCS)やデジタル・インターフェースにおいて最高水準の性能を維持し、PLAの戦車に対して「先に見つけ、先に撃ち、先に破壊する」能力において優位にあるとされます4

実弾演習を行うM1A2T(台湾国防部)

2. 中国人民解放軍(PLA)侵攻の対抗戦略におけるM1A2T戦車の位置付け

台湾国防部およびシンクタンク(国防安全研究院:INDSR)の分析によれば、M1A2Tの役割は、従来の「戦車対戦車」の戦闘のみならず、台湾独自の「全体防衛構想(Overall Defense Concept: ODC)」における決定的な打撃力として再定義されています 10

2.1 多層防御体系における「最終ライン」の防衛
 台湾の防衛戦略は、PLAの上陸作戦を複数のフェーズで阻止することを企図しています 10。M1A2Tはこの体系において、水際および縦深防御の最終的な「錨(アンカー)」として位置付けられています。
1.洋上・沿岸阻止: 長距離対艦ミサイル(雄風II/雄風III)やHIMARSによる接近阻止 10
2.水際阻止: AH-64Eアパッチ攻撃ヘリと連携した、ビーチヘッド(橋頭堡)への火力集中 10
3.内陸反撃: 橋頭堡を築こうとするPLA部隊を、その圧倒的な防御力と火力で粉砕し、海へ押し戻す「ブルドーザー効果」の実行 9。特に、M1A2Tの120mm砲は、PLAの主力戦車だけでなく、水陸両用戦車や歩兵戦闘車(Type 05等)を遠距離から一撃で無力化を計り、PLA側の上陸作戦に多大な不確実性を強いることが予想されます5

2.2 北部台湾および首都・重要拠点の防衛
 108両のM1A2Tは、戦略的に重要な台湾北部の第6軍団(Sixth Army Corps)に集中的に配備される 2。主要な配備拠点は以下の通りです。

  • 新竹県湖口郷(第584装甲旅団): 半導体産業の集積地である新竹科学園区および桃園国際空港へのアプローチを防衛15
  • 新北市林口区(第269機甲歩兵旅団): 首都台北市への入り口であり、台北港を狙うPLAの上陸部隊を阻止する最前線です 6

これらの配備は、PLAが「斬首作戦」的な首都制圧を狙って上陸を試みる可能性が最も高い回廊を封鎖することを目的としています。M1A2Tの存在は、PLAの侵攻計画において、単なる歩兵の対戦車ミサイルとは異なる「物理的な阻止壁」として位置付けられます 5

2.3 心理的抑止力と軍隊の現代化
 M1A2Tの導入は、軍事技術的な価値以上に、台湾軍全体の士気向上と対外的な抑止シグナルとしての側面が指摘されてきました9。長年運用されてきたM60A3やCM-11(勇虎)は、PLAの最新戦車に対して性能面で大きく劣っており、兵士の間でも生存性への疑念がありました 9。世界最高峰の戦車を保有しているという事実は、徴兵制から志願制への移行を進める台湾軍にとって、優秀な人材を惹きつけ、国民の防衛信頼感を高める極めて重要な政治的資産の意味合いもあります 9

2.4 米軍との相互運用性と統合防衛
 M1A2Tのデジタル通信システム(SINCGARS等)や戦術データリンク(JBCP)の共通化は、有事の際に米軍からのインテリジェンス共有や後方支援をより円滑に受けるための基盤となります1。これは、単に戦車を輸入するだけでなく、米国の防衛ネットワークに台湾の陸上部隊を論理的に接続することを意味し、将来的な共同作戦の可能性を技術的に担保しておくことになります6

3. 指摘されるインフラ適応性と地形・兵站上の制約

M1A2Tの導入に際して、最も現実的な懸念事項として挙げられるのが、その巨大な重量と台湾独自のインフラ・地形との整合性です。

3.1 重量問題と橋梁・道路の耐久性
 M1A2Tの戦闘重量は約63〜65メトリックトンであり、従来のM60A3(約52t)より10トン以上重くなっています4。台湾全土の橋梁のうち、特に地方の旧式な橋梁において、この重量の車両が通過する際の耐荷重制限(MLC 70基準)を満たさない可能性が指摘されています 5。これに対し、国防部は主要な機動ルートの調査と補強を進めており、実際に行われた自主走行テストでは、アスファルト道路への損傷は想定範囲内であることが確認されています15。台湾の主要道路は重量級のダンプカーや砂利搬送車の通行を想定して設計されており、基幹インフラにおいてはM1A2Tの運用は可能であると結論付けられています15M88A2装甲救済車M1070A1重型装備輸送車も併せて導入されています。

3.2 兵站:ガスタービンエンジンの多燃料性と燃料消費
 M1A2Tが搭載する「AGT1500」ガスタービンエンジンは、1,500馬力の圧倒的な加速力と静粛性を提供する一方で、特有の課題を抱えています。そのうえで
燃料消費率: ガスタービンは、ディーゼルエンジンと比較してアイドリング時や低速走行時の燃料消費が激しく6、これは、PLAによる海上封鎖が長期化した際の燃料備蓄への圧迫要因となり得ます。
多燃料能力の優位性: しかし、AGT1500はガソリン、ディーゼル、ジェット燃料(JP-8)など、ほぼすべての液体燃料で稼働可能です28台湾は航空燃料の備蓄が比較的豊富であり、有事の際に特定の燃料供給が遮断されても、航空燃料を転用して戦車を稼働させ続けられる柔軟性は、封鎖シナリオにおいて大きな戦略的メリットと考えられます 30
補助電源装置(UAAPU): SEPv3ベースのM1A2Tには、装甲化されたUAAPUが搭載されており、主エンジンを停止した状態で電子機器を稼働させることができます 6。これにより、燃料消費を劇的に抑えつつ、静粛な待ち伏せ(Silent Watch)が可能となり、ガスタービンの欠点は戦術的に補完されると考えられます 7

3.3 地形適応性と機動性の限界
 台湾の西部沿岸は都市化が極めて進んでおり、また内陸部には軟弱な水田や複雑な水網が広がっている。M1A2Tの重量とサイズは、これらの地形において移動の自由を制限する可能性があります5。軍のドクトリンでは、広大な野戦での機動戦ではなく、主要な幹線道路を軸とした要衝の死守や、都市部を隠蔽拠点とした「モバイル・ピルボックス(移動トーチカ)」としての運用に重点を置くことで、地形的な不利を克服するとされます 5。納入された108両のほとんどが、台北を守る「桃園・新竹」エリアの防衛に集中配備されています。このエリアはインフラが比較的近代的で、高速道路や強固な橋が多いため、重量問題が起きにくいと考えられます。M1A2Tの運用に併せ、M88A2装甲救済車M1070A1重型装備輸送車も併せて導入されています。

4. 現代紛争の教訓:ドローン脅威と生存性の将来展望

ウクライナ紛争の教訓は、重装甲車両が現代の戦場において脆弱が顕になりました。M1A2Tの運用においても、これらの教訓を反映させた対応が求められています。

4.1 低コスト・ドローンおよび徘徊型弾薬への対応
 安価なFPVドローンやトップアタックを行う対戦車ミサイルの普及により、従来の物理装甲だけでは戦車の生存が難しくなっています 5。台湾に納入されたM1A2Tの初期バッチには、イスラエル製のアクティブ防護システム(APS)「Trophy」の搭載が確認されていません 5。これは、PLAの高度な対戦車ミサイルやドローン攻撃に対して重大な脆弱性を抱えていることを意味します。国防部は、APSの将来的な追加取得を計画していますが、短期的には「ケージ装甲(鳥籠状の追加装甲)」や電子戦(EW)装置の統合、さらには歩兵部隊によるドローン対処能力との連携が生存の鍵を握ることになります5

4.2 ネットワーク中心戦(Kill Web)への完全統合
 M1A2Tの真の価値は、単体の兵器としてではなく、台湾が構築を進めている広域防衛ネットワークの一部として機能することにあります33
 PLAの侵攻を検知する各種センサー(ドローン、レーダー、衛星)からの情報を、AIを介して即座にM1A2Tの火器管制装置へ伝達する「キル・ウェブ」の構築が進められています。これにより、戦車は自身が直接視認していない障害物の背後の敵に対しても、データリンクを介して高精度な砲撃を加えることが可能となります 23。2026年度以降の特別防衛予算では、こうしたC5ISR(指揮・統制・通信・コンピュータ・情報・監視・偵察)システムの強化が最優先事項とされています23

4.3 予算と国内政治の動向
 M1A2Tの導入プログラムは、台湾国内の政治的な対立軸になっています。

予算の拮抗: 蔡英文政権から頼清徳政権にかけて推進された「国防靭性特別予算(8年間で約400億ドル規模)」を巡り、与党(民進党)と野党(国民党・民衆党)の間で激しい議論が交わされています 22
戦略の不一致: 野党の一部からは、M1A2Tのような高価で目立つ「大型プラットフォーム」よりも、ドローンや安価なミサイルに投資すべきだという「非対称戦」への完全シフトを求める批判もあります23。しかしながら国防部は、領土防衛の最終局面において、敵の歩兵を制圧し陣地を奪還するには戦車という物理的な力が必要であると主張し、従来型と非対称型の「ハイブリッド防衛」の正当性を強調しています 9

まとめ

M1A2Tエイブラムス戦車の導入は、台湾国防軍にとって単なる兵器の更新を超えた、戦略的・技術的な大きな転換点である。米本国仕様から劣化ウランを排除しつつも、最新のデジタル・アーキテクチャと輸出用最高水準の装甲・火力を統合したこの車両は、PLAの第3世代戦車に対して明白な優位性を保持しています。

戦略的には、台湾北部の重要拠点を守る「最終的な物理的障壁」として位置付けられており、PLAの上陸作戦におけるコストを劇的に押し上げる効果を狙っています。一方で、60トンを超える重量がもたらすインフラ上の制約や、ドローン革命による生存性の低下といった課題は依然として指摘されていて、これらに対する継続的な技術的・戦術的なアップグレードが同時に必要不可欠でしょう。

最終バッチが納入された2026年現在、台湾はこれらのハードウェアをいかにして「非対称防衛」の全体像の中に有機的に組み込むかという、より戦略的な運用段階へと移行しています。M1A2Tは、台湾が自らの領土を自力で守り抜くという強固な意志を示す「鋼鉄の象徴」として、その真価は、今後のネットワーク中心戦への適応と、APS等の追加装備による生存性の向上にかかっていると言えるでしょう。

付録:台湾国防軍装甲部隊の現代化に関する主要データ

項目数量 / 詳細備考
M1A2T 導入総数108両2026年4月に全数納入完了 2
主要配備部隊第6軍団(第584旅団、第269旅団等)台北および北部重要拠点の防衛 10
支援車両 (M88A2)14両重戦車回収用 1
輸送車両 (M1070A1)16台路上輸送用トラクター 1
120mm砲弾 (KE-W A1)7,862発タングステン合金製APFSDS 1
総予算額約20億ドル (約NT$405億)2019年〜2027年の複数年予算 1
M1A2Tの主システム(筆者の検索を元にAIで作成)
台湾防衛におけるM1A2Tの位置付け(筆者の検索を元にAIで作成)

出典

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  2. Final batch of 28 M1A2T Abrams tanks delivered to Taiwan, accessed May 15, 2026, https://focustaiwan.tw/politics/202604270012
  3. Taiwan Unveils New Abrams Tanks Amid Beijing Dispute – Grand Pinnacle Tribune, accessed May 15, 2026, https://evrimagaci.org/gpt/taiwan-unveils-new-abrams-tanks-amid-beijing-dispute-490656
  4. M1A2T Abrams: The ROCA’s Steel Fortress – Implemented – War Thunder — official forum, accessed May 15, 2026, https://forum.warthunder.com/t/m1a2t-abrams-the-roca-s-steel-fortress/4827
  5. 108 Brand New American-Made M1A2T Abrams Tanks Will Soon Be …, accessed May 15, 2026, https://www.19fortyfive.com/2026/02/108-brand-new-american-made-m1a2t-abrams-tanks-will-soon-be-based-in-chinas-backyard/
  6. M1A2 Abrams Tanks Arrive In Taiwan – The War Zone, accessed May 15, 2026, https://www.twz.com/land/m1a2-abrams-tanks-arrive-in-taiwan
  7. Abrams M1A2 System Enhancement Packages (SEPs) Main Battle Tank (MBT) and Trophy Active Protection System (APS) – Director Operational Test and Evaluation, accessed May 15, 2026, https://www.dote.osd.mil/Portals/97/pub/reports/FY2020/army/2020abrams-m1a2.pdf?ver=8YvBd9qRklJDXHFaAtPGKA%3D%3D
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  23. Taiwan’s NT$1.25 Trillion Question: Comparing the DPP and TPP …, accessed May 15, 2026, https://tsm.schar.gmu.edu/taiwans-nt1-25-trillion-question-comparing-the-dpp-and-tpp-defense-budget-plans/
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  32. Taiwan’s 108 Abrams Delivery Complete After 7 Years, First 120mm …, accessed May 15, 2026, https://en.defence-ua.com/news/taiwans_108_abrams_delivery_complete_after_7_years_first_120mm_tanks_join_700_vehicle_fleet-18315.html
  33. Taiwan reinforcing asymmetric defense strategy as PLA threat looms, accessed May 15, 2026, https://ipdefenseforum.com/2026/04/taiwan-reinforcing-asymmetric-defense-strategy-as-pla-threat-looms/
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  35. The Contents and Controversies of Taiwan’s Special Defense Budget, accessed May 15, 2026, https://globaltaiwan.org/2026/03/the-contents-and-controversies-of-taiwans-special-defense-budget/
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Final batch of 28 M1A2T Abrams tanks delivered to Taiwan, accessed May 15, 2026, https://www.ocac.gov.tw/OCAC/Pages/Detail.aspx?nodeid=329&pid=85811235
 

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By chikumade233

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